原稿作成
原稿作成の進め方
原稿作成は、編集方針に基づき素年表を使って本文の筋立てとなる、仮目次を作成することからスタートします。
原稿作成の流れ
執筆のポイント
- 名文を書こうとしない
- 実証性、客観性を第一におく
- 論理的な文章展開にする
- 不確実な資料は使わない
- ヒアリングに基づく情報は、必ず資料で確認する
仮目次の作成
仮目次をつくるポイントは、時代区分の整合性と重要事項の脱落がないかなど、全体的なバランスをチェックしましょう。
その上で、「章」「節」「項」「目」と細部の内容を詰めていきます。
時代区分のポイント
下記の要素を総合的に考えて、特徴のある時代区分を行います。
- 経営方針
- 経営理念の変遷
- 組織の変遷
- 資本金、売上高、従業員数などの推移
- エポックメーキングな商品、技術開発
- 日本経済の変遷とのかかわり
仮目次の注意点
- 編集方針に沿ったものになっているか
- 時代区分は適切か
- 各章同士のバランスはとれているか
- 内容の重複、脱落はないか
- 分量のバランスはいいか
- 章・節・項・目の見出しのトーンは統一されているか
取材の進め方
この段階の目次が、多少の手直しはあるものの、ほぼ最終的な目次になる重要な作業ステップです。
原稿作成の進め方
取材は、下記のようなケースで始めます。
- 資料不足のテーマを詳しく知りたいとき
- あるテーマを深く掘り下げたいとき
- 細かいニュアンス、複雑な経緯を明確にしたいとき
まず経営トップから経営理念や施策を詳細に聞いておくことが必要です。そのうえで、歴代社長、旧役員、OB、関係者と進めていきます。